北朝鮮、黄海で砲撃訓練=境界線付近、韓国は一時退避令
- 2014/04/29
- 17:37
北朝鮮、黄海で砲撃訓練=境界線付近、韓国は一時退避令
時事通信 4月29日(火)14時19分配信
【ソウル時事】韓国国防省によると、北朝鮮軍は29日、韓国が海の軍事境界線とみなす黄海の北方限界線(NLL)の北朝鮮側で、砲撃訓練を行った。北朝鮮は午後2時ごろから約50発を発射したが、韓国側への着弾はまだなく、韓国軍は応射していない。
北朝鮮軍西南前線司令部はこれに先立ち、韓国海軍に対し、同日中にNLLの北朝鮮側2カ所で砲撃訓練を行うと通知していた。
北朝鮮が訓練海域に指定したのは、白※(※=令に翊のツクリ)島の東と延坪島の西北。韓国軍はF―15Kなど戦闘機4機を緊急出動させ、哨戒活動を実施した。また、周辺住民と船舶の安全のため、近づかないようにする措置を取った。
韓国軍はさらに、砲撃訓練開始を受け、黄海の島々の住民に一時、緊急退避令を出した。
韓国国防省報道官は29日の記者会見で、「北朝鮮がNLLの韓国側に砲撃した場合、挑発行為とみなし断固として対応する」と強調。こうした警告を北朝鮮側に事前に伝達した。
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